元おもちゃ屋さん店員がオススメする、タイプ別おすすめベビーカー

実は私、元おもちゃ屋さんで6年間の勤務経験があります!

かつて私が勤めたお店では、ベビー用品も幅広く取り揃え、ベビーカーやチャイルドシートの案内も行っていました。

そこで、今回はさまざまなタイプのベビーカーをご紹介します。外出時には頼りになるベビーカーは必須ですが、種類が豊富で違いがわかりにくいこともあるでしょう。

もちろん、店頭で販売員さんに直接相談するのが一番良い方法ですが、忙しくて店舗まで足を運べない方や、ネットショッピングが便利な方もいらっしゃると思います。

だからこそ、私がここで皆さんの環境に合わせて使いやすいベビーカーを選ぶ手助けをしたいと思います!お楽しみに!

ベビーカーの利点

移動の便利さ

ベビーカーは、赤ちゃんを安全に運ぶための便利な手段です。外出時に赤ちゃんを抱っこする代わりにベビーカーを使うことで、パパママの負担を軽減します。特に長時間の外出や買い物などで赤ちゃんを抱っこするのは大変ですが、ベビーカーを使用することで軽快な移動が可能となります。

快適さと安全性

赤ちゃんに快適な外出時間、お散歩のサポートを提供します。頭や体を適切にサポートし、姿勢を保つことができます。また、ベビーカーの心地よい揺れにより、赤ちゃんも気持ちよくお散歩ができます。使用時には、ハーネス(安全ベルト)を正しく付け、赤ちゃんが転落したり脱走することを防ぎましょう。正しく使用することで、パパママは安心して外出や買い物を楽しむことができます。

買い物の荷物入れにも

ほとんどのベビーカーには、お買い物の荷物やカバンを入れておけるバスケットが付いています。

赤ちゃんのおむつやミルク、夕飯の買い出しでも荷物がガサばることなく持ち運べます。

A型とB型の違いとは

日本では、ベビーカーをSG基準に基づいてA型・B型の2種類に分類しています。

(※SG基準とは、一般財団法人製品安全協会が商品の安全性を保証する制度で、この安全試験に合格した商品にはSGマークがついています。)

そして両車の違いですが、簡潔に言うと「使用開始月齢の違い」です。
A型は新生児〜4歳頃まで、B型は7ヶ月頃〜4歳頃まで。

つまりA型は寝かせた状態で使える、B型は座った状態で使うという違いがあります。

A型ベビーカーの特徴

A型ベビーカーのポイントを絞ってお伝えしますね。

【メリット】

・生後1ヵ月から使える:赤ちゃんが小さい時期からお出かけが楽しめます。 1ヶ月検診が終わったら、外出の機会も増えてきますし、特に産後ママの身体の負担を考えると、早い時期からベビーカーがあるととっても便利ですよ。

・安全性と振動吸収:赤ちゃんの身体をしっかり守り、快適な乗り心地を提供してくれます。 A型ベビーカーは振動吸収や安全性にも優れているんです。なので赤ちゃんの身体をしっかり守ってくれます。深いリクライニングと安心感のあるシートで、赤ちゃんも快適に過ごせます。

・対面/背面切り替え:対面でコミュニケーション、背面で景色を楽しむお散歩が可能です。 対面・背面どちらにも切り替えられる両対面式のものがたくさんあります。赤ちゃんが小さい頃は対面でお互いの顔を見ながら、少し成長したら背面で一緒に景色を楽しみながらお散歩ができます。

【デメリット】

・サイズが大きい:折り畳んでも幅を取り、公共交通機関や自宅での保管に注意が必要です。 折り畳んでも幅を取るので、公共交通機関を利用する時や自宅での保管時の場所を考慮する必要があります。

・重さ:一部のA型ベビーカーは重く、持ち運びに負担を感じることがあります。 しっかりしたつくりを実現させるために、重さが少しネックになることもあります。 もちろん4~5kg程度の軽量なベビーカーもたくさんあります。ご自身の環境下に合わせて選択してくださいね。

・高価格:B型と比較すると、A型ベビーカーは価格が高く、出産時の経済的負担となる場合もあります。 A型ベビーカーはやはり価格が少し高めなのも事実。出産時には他にも色々な出費が重なるので、ちょっと痛い出費かもしれません。

B型ベビーカーの特徴

続いてB型ベビーカーのポイントです。

【メリット】

・軽くて持ち運びやすい:女性でも楽に使える操作性の良さがあります。 A型に比べて軽くて持ち運びやすい操作性の良さがあります。子どもが成長してくると、重いA型が辛くなってくる方も多いのですが、B型だったら持ち運びに不便さを感じにくいです。

・簡易的なつくりで安価:A型に比べて販売価格が手頃です。 価格が安いため、新生児期はあまり外に出ず、赤ちゃんと本格的にお外で散歩するようになってからB型を購入するという方も多いです。

【デメリット】

・生後7ヶ月まで使用できない:一人座りができるまで半年間我慢が必要です。 B型ベビーカーのみを購入して使う場合には、半年間は我慢して抱っこ紐のみで過ごすことになります。

・リクライニング角度が浅い:赤ちゃんの乗り心地に不満を感じることがあります。 リクライニングの角度が浅いので、赤ちゃんが乗り心地を気に入ってくれないこともあります。 自我が芽生え始める時期でもありますので、ベビーカー自体を嫌う子もいますね…

これらのメリット・デメリットを考慮して、比較検討されることをおすすめします。

ベビーカーの機能の特徴

ここからは、ベビーカーの機能の特徴を見ていきます。それぞれの良さがありますので、比較検討して見てください。

対面型と背面型

【対面式ベビーカー】

赤ちゃんがハンドル側に向いて乗る形式のベビーカーです。 赤ちゃんとパパママが顔を見合わせながらお出かけが楽しめる為、赤ちゃんが安心感を持ちやすく、コミュニケーションがしやすいのが特徴です。 また、赤ちゃんの反応や様子を確認しやすいので、パパママも安心できますね。

【背面式ベビーカー】

赤ちゃんがハンドルの逆側、背中を向けて乗る形式のベビーカーです。 赤ちゃんが外の景色を楽しめるのが特徴です。 成長が進み視界が広がってくると、外の世界に興味を持ち始めます。 外の刺激に興味を示すことで、お出かけがより楽しくなりますね。

ちなみに、B型ベビーカーは殆ど全て背面式です。 赤ちゃんの成長段階や親子のコミュニケーションスタイル、お出かけのシチュエーションによって選ぶと良いでしょう。 対象的に、基本的にA型ベビーカーは対面式と背面式を切り替えることができるものが多いので、柔軟な使い方ができる点も考慮すると良いですね。種類としてはAB兼用型(A型)が多いですね。

3輪と4輪

【3輪ベビーカーの特徴】

・機動性が高い:まず3輪は走行時の機動性が優れています。 前輪が1輪の為、スムーズに曲がったり、小回りがきき、障害物を避けたりするのに適しています。

・アウトドア向き:不整地や砂利道などの不安定な道なりでも走行ができ、アウトドアでの使用に適しており、アクティブなライフスタイルにフィットします。

・スポーティなデザイン:スタイリッシュな外観で、アクティブなパパママに人気が高いです。

【4輪ベビーカーの特徴】

・安定性が高い:4輪のデザインは安定感があり、バランスが取りやすく走行が安定しています。

・シティ向き:市街地やショッピングセンターなどの舗装された道路での使用に適しています。

・平地での走行がスムーズ:4つの輪が接地するため、平坦な場所での走行が安定し、赤ちゃんも快適です。

・荷物の収納に便利:4輪ベビーカーは大きなバスケットが付いていることが多く、荷物の収納がしやすいです。

どちらのベビーカーも利点がありますが、 やはりライフスタイルや使用環境に合わせて選ぶと良いでしょう。 アウトドア派の方や運動的なお出かけを好む方には、3輪ベビーカーがおすすめ。一方、都市部での利用や荷物の多いお出かけには、4輪ベビーカーが便利です。

トラベルシステムとは

ベビーカーとカーシートが一体化された便利なシステムのことです。

【特徴】

・便利な一体化 トラベルシステムは、ベビーカーとカーシートが一体化しているため、車の中で赤ちゃんをベビーカーに移す手間が省けます。カーシートをベビーカーに取り付けるだけで、スムーズに移動ができます。

・着座から移動へのシームレスな切り替え:赤ちゃんが寝ている間や移動中でも、カーシートをベビーカーに取り付けることで、赤ちゃんを起こすことなく移動が可能です。

・旅行や外出に便利:特に旅行や外出時には、カーシートとベビーカーの両方を持ち運ぶ必要がないため、大変便利です。

・成長に合わせた使い方:カーシートは生後から使えるため、赤ちゃんが成長するにつれて、ベビーカーだけでなくカーシート単体での使用も可能です。

トラベルシステムは、赤ちゃんとの外出や旅行において、大変便利で手間を省くことができるベビーギアです。 しかしながら、カーシートとベビーカーがセットで販売されるため、その分コストがかかることも注意点です。 旅行好きの方や、車での移動がメインの方は検討おすすめします。

ベビーカーを選ぶ際のポイント

ママ・パパが使いやすい機能か

ベビーカーを選ぶ際に、パパママが使いやすいかどうかを考慮するのは重要です。


・調整や操作がシンプルで使い慣れやすいか:人によっては毎日使用するベビーカー。折りたたみが楽であったり、高さ調節がスムーズなモデルは、忙しい日常生活にとって便利です。

・重量:持ち運びや収納の際に重要な要素です。 階段の多い場所をよく使用するパパママは特に軽量だと便利ですね。重量がある方がベビーカー自体に安定感はあります。持ち運び重視か、走行しやすさ重視か、がポイントですね。

・ハンドルの高さ調節や荷物の収納:ハンドルの高さが調節できるタイプだと、身長差があるパパママでもそれぞれに合った高さで使用できます。 ちなみにあまちち家は夫婦身長差36センチ…ハンドルの高さ調整機能のないものを使用しております。181センチの私には、若干低さを感じています。主に奥さんが使用することが殆どの為、ハンドル高さ調整を重視しませんでしたが、やっぱり合ったほうが良かったかも〜と少し思ったりもしますね。

バスケット付きのモデルは、買い物したものをいれられるので、買い物の利便性を高めてくれます。

・デザイン:お散歩時や写真撮る際に、好みのデザインの方がテンション上がります\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

因みに、あまちち家ではこちらのベビーカーを使用しております。

軽さ重視で、デザインもどんな場面や服装でもマッチするのでお気に入りです!

赤ちゃんが快適に過ごせるかどうか

赤ちゃんがベビーカーに乗っている間、路面から伝わる振動が赤ちゃんの体に影響を及ぼすことがあります。 特にデコボコした道路や段差の多い場所では、赤ちゃんにとって負担となることも考えられます。そこで、ベビーカーが振動吸収性や衝撃吸収機能を備えていると、赤ちゃんの体への負担を軽減し、乗り心地を改善することができます。 振動吸収性が高いベビーカーは、路面の振動をしっかりと吸収して、赤ちゃんの体に届く振動を軽減しますし、 衝撃吸収機能があるベビーカーは、段差や凹凸のある道路でも衝撃を和らげる役割を果たします。

これらの機能があることで、赤ちゃんが揺れ動くことが少なくなり快適に過ごすことができるでしょう。

交通手段によって使い勝手が違う

人によって、移動手段も異なります。 使用頻度の高い交通手段に合った物を選ぶといいでしょう。

・自家用車をよく使う方: 自家用車で移動する場合、ベビーカーを車に収納する必要があります。車のトランクにスムーズに収まるコンパクトな折りたたみができるベビーカーが適しています。 先に記載したような、カーシートと連携するトラベルシステムや、カーシートをベビーカーに簡単に取り付けられる機能が便利です。

・ 公共交通機関をよく使う方: 公共交通機関を利用する場合、ベビーカーの持ち運びが容易であることが重要です。軽量でコンパクトなデザインがおすすめです。 また、電車やバスなど混雑した場所では、ベビーカーを一時的に畳んで収納できた方が良いです。スムーズな移動が可能となります。

居住環境や今後の育児計画にマッチしているか

住んでいる地域の特性に応じて、ベビーカーの特徴を選びましょう。 例えば、先に記載したように、アウトドアが多い地域ならば3輪のアクティブなタイプが適しています。 狭いスペースの多い都市部なら、コンパクトで折りたたみが簡単な4輪のタイプが便利です。 階段を使用する頻度が高いなら、軽量が良いでしょう。 皆様それぞれの環境に適した物を選びましょう。

また、育児計画にマッチしているかの視点もあると良いと思います。 今後兄弟はどうするか、引っ越しは?等 兄弟も同じベビーカーを使用するのであれば、高価でも丈夫で長く使えるベビーカーが良いでしょう。 或いは、育児計画的にはベビーカーは必要ないかなという方は、最近では駅内にもある貸出利用でも良いかもしれませんね。

まとめ

今回はベビーカーの選び方について紹介しました。 どのような機能を重視するのか、自身のライフスタイルに合うものはどのようなものか。 じっくり検討してみては如何でしょうか。

パパママにとっても赤ちゃんにとっても快適な1台を選び、楽しいおでかけをしてくださいね!

ではまた、あまちち~

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